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ブラスリップの思い出(続)

布団の中に入った時、既に日付は変わっていた。

なかなか寝付けない二人。

初めての夜。

○恵子はスカートとブラウスのまま、布団に入っていた。

「そんな格好で寝てたら暑いだろ?」

「うん」

「スカートくらい脱いだ方がいいんじゃないか?」

「うん」

○恵子は掛け布団を上げて、上半身だけ起こして器用にスカートを脱いでいた。

そして、綺麗に畳んで枕の横に置いたようだった。

尚ももぞもぞしているかと思ったら、どうやらパンストも脱いでいたのだ。

スカートに上にパンストが丸めて置いてあった。

改めて布団の中に入った○恵子だった。

汗ばむ夜だった。

少なくともお酒を飲んで帰ってきた私にはそう感じられた。

○恵子がどうだったかは分からなかったが。

「ブラウス着たままだと、朝、しわくちゃになっちゃうんじゃないか?」

「そうね」

○恵子は器用に布団の中で脱いでいた。

そして脱いだブラウスを布団から出して、畳んでスカートの上に置いた。

横を見やると、○恵子のブラスリップの後ろ姿があった。


後は寝るだけだったが寝つけない二人だった。

どれくらい時間が経っただろうか?

多分10~15程度の時間だったと思うのだが、隣で下着姿の彼女が居るかと思うと、私には1時間にも感じられた。

「なぁ、そっちに行ってもいいか?」

「...」

美恵子は返事をしなかった。

「もう、寝たのか?」

「うぅん、まだ起きてるよ」

今度は返事をした。

それ以上は聞かず、私はTシャツとトランクスの格好で○恵子の布団の中に入っていった。

○恵子はちょっと横に身体をずらして、私を迎え入れてくれた。

(嫌がってはいない)

まだ、キスまでしか進んでいなかった二人だったが、この後に体験することは、全て受け入れる覚悟ができているんだと、そう確信した。

○恵子の顔の上に私の顔を寄せてキスをした。

初めは唇を重ねただけの軽いキスだった。

改めて二人とも口を開いて唇を合わせて。

そして舌を絡め、互いの唾液を吸った。

私はキスをしながら初めてブラスリップのカップの上から○恵子のおっぱいに触れた。

そして、

「いいのか?」

○恵子は返事をする代わりに微笑んで、私の首に両手を回してきた。

それ以上聞くのは野暮というものだろう。

私は掛け布団を上げた。

私の下には、純白のブラスリップ姿の○恵子がいた。







19才の大学2年生がこんなランジェリーを身に着けていた。

今では考えられないだろうが、女性がスリップを身につけることは普通のことだった。

そんな時代だった。

私が体験した全ての女性はスリップを身につけていたが、ブラスリップを着けていたのは○恵子だけだった。

おっぱいが大きな女性が中心のブラスリップの市民権は、当時からそれ程でもなかったのだと思う。

特に若い女性が身につけるのは珍しかったのかもしれない。


○恵子のスリップの下にはクリームイエローのパンティが透けていた。

背中に手を回すと、ちょっと浮かせてくれた。

ブラのホックを外すことさえ初体験のことだった。

直ぐには外れなかったが、○恵子は私が外すのを黙って待っていてくれた。

ホックを外すとカップの緊張がちょっと緩んだ。

○恵子の左肩からストラップを下げ、続いて右肩からも下げた。

○恵子は両腕を自分の胸の前で交差して身体をすくめた格好になっていた。

「いいんだろ?」


○恵子は黙ったまま、両腕を解いた。


私は○恵子の身体の上になる格好で、ブラスリップの両方のストラップを持ってゆっくりと下げていった。

ブラカップが下がって、おっぱいが露わになった。

目の前には綺麗で豊かなおっぱいが現われた。

「綺麗だよ」

私は右手でおっぱいを揉み、乳首にキスし口に含んだ。

そして舌で転がすと、○恵子の脚はもぞもぞ動いていた。

○恵子の上から横に移動し、スリップの裾レースの中に手を入れ、ゆっくりとまくっていった。

クリームイエローの小さなパンティが現われた。

小さなリボンの下に手を入れると、○恵子はもじもじしたが、私の手首を掴んだりはしなかった。

そのまま下に手を下げ陰毛の先に指を入れると、そこはヌルヌルになった温かい液体を湛えていた。

「あっ」

○恵子が声を上げた。

びっくりした。

女性の身体とはこんなことになるのかと。

それまで、女性の秘部に指を入れたことが無かった訳ではなかった。

しかし、ここまで温かくトロトロになったオマンコは初めての体験だった。

私の股間はカチンコチンになっていた。

パンティを脱がそうとお尻の方に手を回し、パンティを腰骨の下に下げた。

それを右手一本で太腿の中間辺りまで下げると、○恵子のデルタがはっきり見えた。

黒々とした陰毛がそこにはあった。


(イメージ画像です。モデルは愛妻・恵子。○恵子はもっと”豊乳”でした)

どちらかというと、○恵子の陰毛は直毛タイプだった。

陰毛の下のほうは、愛液が流れ出ていたのだろう。

ヌルみがかっていた。

童貞だった風来坊。

セックスのバリエーションなど全く分かっていなかった。

右手一本では、パンティを上手く脱がすことができなかった。

すると、下に横たわっていた○恵子は脚を曲げて、パンティを脱がし易くしてくれた。

すっと脱げたかと思うと、○恵子はそのパンティを掴んで布団の下に隠してしまった。

愛液で濡れたパンティを見られたくなかったようだった。

私の下には、カップがはだけ、レースの裾もまくり上げられたブラスリップ一枚姿の大きなおっぱいの女がいた。

○恵子の脚を割って身体を入れた。そしていきり立ったペニスを十分に濡れたおまんこにあてがった。

そして、突き入れるとズズズっと入っていった。

「あ、あぁぁ」

○恵子の口から声がもれた。

そして、

「痛い」

「大丈夫、力を抜いて。だれでも初めは経験することだから」

「あ、あぁぁ、...」

私の背中に回していた○恵子の両手に力が入ったが、次第に力が抜けて、その両手は首に回された。

奥まで入れると、私のペニスは温かいもので覆われた。

これがセックスというものなのかと思った。

気持ちがいい、ヌルヌルで温かい。

そんな濃密な時間が流れた。

童貞を返上した心地よい時間だった。


初めてセックスをしたその日、コンドームを用意する時間などなかった。

初めてのセックスは、生挿入だった。

しかし、射精はできなかった。

できなかったというより、出なかったと言った方が正しいだろう。

妊娠させてはいけないという考えがあったのだから、当然と言えば当然だが。

挿入してピストンすれば、射精してしまうんだろうと想像していたが、実際は違った。


翌朝、布団を上げる前に、○恵子がシーツに散らばっていた陰毛を拾ってティッシュペーパーにくるんでくず入れに入れていた。

シーツを見やると、数か所、染みができていた。

こんな大きな染みが残るほど、○恵子の愛液が流れ出ていたのだった。

流石に、

(お前、スケベだな)なんて言えないから、

見て見ぬふりをした。

その日は○恵子は大学には行かずに自宅に帰るというので、駅まで送っていった。

そんな初体験の一夜だった。

それ以来、私にとってブラスリップと言えば、背中にフックがあるものだったのだ。

今は、機能性重視でつまらないものになってしまった。

復活を望みたいが、可能性はほぼ”0”だろう。

本当に残念です。
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